弁護士に相談したほうがいいのかなと感じながらも、法律問題ではなさそうとか、大した問題じゃないからまだいいかとか、あるいは弁護士ってなんか怖いなと感じて、ついつい相談をためらわれる方も少なくないと思います。法律問題かどうか、対処が必要な問題かどうか、あるいは放置しておけば済む問題なのかといった「問題」の仕分けをするのも弁護士の仕事です。早期に相談していただければ、何らかの対処が必要な問題であれば迅速な対応と今後に向けた準備が可能になりますし、放置しておけば済む問題であれば、不安な気持ちを早めに解消することができます。法律相談は、問題解決のためのスタート地点ですので、何か気になることがありましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
日本には現在、3万5,000人以上の弁護士が存在しています。さて、皆様は、その中からどういった基準で弁護士を選ばれるでしょうか?弁護士に事件を依頼するという経験は、一生に一度あるかないかという方が多いかと思いますが、そうなるとどんな弁護士に依頼すればいいのか、気になるところかと思います。私は、弁護士を選ぶ際には、以下の2点に注意するのがよいと考えています。
問題解決のためには長期間を要することが多く、弁護士と依頼者との間で、問題について頻繁に打ち合わせをする必要が生じます。性格やしゃべり方など、弁護士と依頼者の相性がよくても、頻繁に打ち合わせをするというのは、依頼者にとって結構な負担になるものですが、弁護士と依頼者の相性が悪いとなれば、打ち合わせをすること自体がストレスになり、弁護士に依頼したのにかえって困ってしまうということにもなりかねません。まずは、法律相談での様子等を見て、その弁護士が自分と相性が合いそうかどうかを見ることをお勧めします。
法律問題というと「裁判で争う」というイメージがあるかと思います。「裁判」でなければ解決できない問題も一定数はあるのですが、実際には、「裁判」になるかどうかは、トラブルの性質、依頼者の考え方、弁護士の考え方等によって変わります。弁護士のなかには、「示談で解決し、ソフトランディング(軟着陸)できることがベスト」と考える弁護士もいれば、「裁判で完全勝利がベスト」と考える弁護士もいます。法律問題をどういった形で解決したいか。その方針が依頼者と弁護士で異なると、無用なトラブルに発展しかねません。弁護士の方針が、自分の価値観に合っているかどうかを見ることをお勧めします。
ごく例外的な場合を除けば、弁護士が関与するような法律問題も、ちょっとしたトラブルから始まるものです。しかしそれを放置していると、トラブルが別のトラブルに発展し、問題が雪だるま式に大きくなっていくものです。問題が大きくなる前であれば、簡単に解決できる場合や複数の解決方法が提案できる場合もありますが、問題が大きくなるとそうもいかないことが少なくありません。また、事件関係者の記憶が曖昧になるとか、証拠が散逸するといった危険があり、証拠がないために、不本意な解決しかできないといった事態も起こります。相談は早い時期にするに越したことはありませんので、何か気になることがありましたら、お気軽にご相談いただくのがよろしいかと思います。
相談時に必要なものは、案件によって異なります。最初にお電話いただいたとき、内容を伺った上で、必要なものをお伝えします。なお、認め印はなるべくご持参ください。認め印があれば、その場で案件を受任することができます。
当事務所では、「(旧)日本弁護連合会報酬等基準」を目安として、弁護士費用を算定しております。
弁護士費用の目安は、以下のとおりです。弁護士費用は個々の事案によって異なりますので、具体的な金額については、ご相談ください。